私が専門学校に勤務していた頃から、卒業生の就職の受け入れ先としてお世話になっている、株式会社システムサポートサービス様から、社員研修の一環でネットワーク・セキュリティ研修の依頼があった。

専門学校の卒業生だけでなく、弊社で職業訓練を始めてから、修了生も何人もお世話になっている。

ネットワークの基礎から、セキュリティ対策に繋がる内容でという依頼で、細かい調整はしていなかったので、一応、一通りのシナリオを用意した上で、当日の空気で研修内容も柔軟に対応できるようにして、当日を迎えた。

専門学校の卒業生は、体調を崩して参加できなかったが、3年ほど前に職業訓練を終了してお世話になっている修了生には、久しぶりに出会うことができた。

4カ月という限られた期間の中で、ITの基礎から始めてWebアプリを作るまでの職業訓練は、決して楽ではない。

毎回、お約束のように、技術も社会人スキルの学習も大変な訓練に、訓練途中で学園ドラマが生易しく見える程の事件が何度も勃発する。

そんな中でも、いつもニコニコして、他の訓練生に惜しみなく協力していた修了生だ。

久しぶりに見る顔は、やっぱり笑顔で、見ているだけで癒される雰囲気は昔のままであった。

その空気にプラスして、社会人として、技術者としての苦労の跡が顔に刻まれていた。

厳しく、そして優しい社長に、しっかりと育てられていることが、一瞬、顔を見ただけで感じ取れた。

知っている人が何人も参加する研修は、研修を実施する側も緊張するが、受講している側も緊張していたらしい。

研修が終わってからの、彼のTwitterに、「今日は妙に緊張した」の一言。

その後に、「次回以降も楽しみ」と続く。

この一言で、研修の準備や実際に研修した苦労は、すっかり吹き飛んで、次は何をしようかモードに切り替わる。

本当に、良い会社に恵まれて、自分の良さを失わずに育ててもらっていることに感謝したい。

「もう職業訓練なんて辞めてやる!」と、思うことも多いが、こうやって成長している姿を見られること、彼の成長に少しでも関わることが職業訓練という形でできたことは、本当に職業訓練をやっていて良かったと思える。

彼のような人物が、一人でも増えてくれるために、自分にできることをやって行こうと思えた一日だった。

こうやって、終了して技術者として何年か働いた後でも、弊社で研修を受けて得るものがあったと言われるように、日々、精進に励まないと!

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山崎 政博
山崎 政博
株式会社AB-Net 代表取締役