最後のITパスポート試験会場

2015年6月27日(土)に実施した試験を最後に、AB-Net大手町研修センターはITパスポート試験会場から撤退しました。

2年前の今頃、全国規模でITパスポートの試験会場を運営している会社が、ITパスポート試験会場から撤退し、愛媛県内に試験会場がなくなってしまうことを受けて、急遽はじめた試験会場であった。

弊社で日中にIT系職業訓練を受講している訓練生にも、最初に取得するIT系国家試験として推奨している資格であり、大学講師として週に2時限の講義を行っているが、その受講生にも就職の武器として推奨していたにも関わらず、受験しようにも試験会場がなくなるというのは、結果が残せないということになるので、後先考えずに、「愛媛県内に試験会場に手を上げているところがないのであれば、弊社でやります」と言ってしまったのが始まりであった。

愛媛県は、四国の四県の中では、突出してITパスポート試験の受験者が多い。

愛媛が年間で約700名の受験者に対して、徳島や香川は半分、高知は更にその半分の受験者である。

弊社で試験会場をしている約2年の間に、ざっと計算して約1,400名の方が受験したことになる。

試験会場は、中立が絶対なので、合格するためのアドバイスもできないし、合格したからと喜ぶことも、不合格だからと悲しむこともできない。

それでも、試験会場を運営していると、さまざまな人と関わる。

自分のために一所懸命になっている人、会社から合格するように言われて崖っぷちで受験している人、就職の武器にしようとがんばっている学生、それぞれが本気で受験している。

試験が終わって、とびきりの笑顔で出ている人、方をうなだれて出ていく人、たかが試験会場だが、いろんな人の人生の大事なマイルストーンに関わらせてもらった。

最後の試験の翌日、試験用のソフトウェアやLANケーブル、ネットワークを制御する装置やサーバなどの後処理を行って、会場運営を管轄しているところに、すべての試験の資材を返却するためにダンボールに詰めた。

試験会場を始めるときに、何度も徹夜に近い状態で準備して、昨年の年末は弊社のサーバがダウンして、年末年始を返上で次のITパスポート試験に影響させないように、連日の徹夜で何とか復旧させた。

片付けをしていると、なんとなく感傷的になってしまう。

今までは、試験を運営しましたが、これからは、試験を受験する前の準備のお手伝いをしたり、ITパスポートの更に上を目指すお手伝いをしていこうと思います。

これからも、株式会社AB-Net大手町研修センターを、よろしくお願いいたします。